アルゼンチン国旗 青と白の意味、真ん中の太陽みたいなマークは何?

中南米

アルゼンチンの国旗といえば、真ん中に太陽の様なマークがあることでおなじみですよね。

では、なぜ太陽みたいなマークがあるのかも含め、“青白の意味”や“歴史の背景”から国旗の由来を調べてみました。

はじめに

アルゼンチンの国旗は横方向に青・白・青が施され、真ん中に太陽の様なマークがあることが特徴的です。もちろんどの国の国旗にも意味があって作られた物なので、1つずつひも解いていきましょう。

アルゼンチン国旗 青と白の表す意味

青は大空・大地・正義・真実・友情を表しています。

空はわかりますが、大地が青とは何なのでしょうか。

白はアルゼンチンとウルグアイの間を流れるラプラタ川・純粋な国民気質を表しています。


Kmusser [CC BY-SA 3.0], via Wikimedia Commons

でもここで疑問が1つ出てきませんか?そうです、川がなぜ白を表しているの?となるはずです。川といえば水。水といえば青となるのが通常だと思いますよね?私も例外なくそう思いますが、実はラプラタ川の言葉の意味を調べてみると答えがわかってきますよ。

文法的解説になりますが、ラプラタ川とはラ・プラタ川(Rio de la Plata)。スペイン語で表記するとこの様になります。

Rio は川

de は英語でいうof(~の)

la は英語でいうところのthe

Plata は銀

という意味があります。

つまり、本来は銀色を国旗に使うべきなのでしょうが、たくさんの色を使ってしまうとごちゃごちゃになるので一番近い色を使用し、また“純粋”を一緒の色と考え合わせたではないのでしょうか。

こう考えると、ラプラタ川が白という理由もわかってきたんじゃないでしょうか。


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アルゼンチン国旗 真ん中の太陽のシンボルは何を表す?

アルゼンチン国旗は1812年にマヌエル・ベルグラーノ将軍が、上記で紹介した青・白・青のデザインを考えたと言われています。1816年にスペインから独立を果たし、1818年に古代インディオ、つまりインカ帝国のアイコンであり、独立の象徴とされている“太陽”“太陽神(インティ)”を中央に据えて現在のデザインになりました。この太陽は、通称「5月の太陽」と呼ばれており、1810年5月25日に独立運動が起こったとき、雨が降り続いていた首都ブエノスアイレスに太陽が出るという神秘的な出来事がありました。この言い伝えから「5月の太陽」はデザインされて、自由のシンボルとして使われていると言われています。

アルゼンチン先住民の信仰なども国旗に盛り込まれているんですね。古き良き風習との融合による国旗といったところでしょうか。

アルゼンチン国旗 三等分にされた色分けにも意味がある?

先述したように、どの国旗にも色やシンボルに意味があるように、等間隔に3等分されているデザインにも意味があると言われています。まず3等分の意味ですが、1798年フランス革命で掲げられた「自由・平等・友愛」を継承する意味からと伝えられています。


フランス国旗

一見アルゼンチンとフランス革命との関係性は無いように思われますが、世界史の中では最も重要な革命とみなされていたこの出来事の影響で、当時スペインの植民地だった中南米諸国が一斉に独立運動を起こし、アルゼンチンもその例外でなかったということです。つまり“アルゼンチン国旗とは、フランス革命で掲げられた自由・平等・友愛を信奉し、先住民の過去を尊重する国である”という意思表明なのだということです。

先住民の古き良き伝統を尊重し、後世に受け継いでいくというのは、どの国も変わらない思いなんでしょうね。我々現代人がこれからも大切にし、後世に残していかなければならない使命感がありますね。

アルゼンチン国旗に似た国旗

上記でも紹介した通り、アルゼンチンをはじめ中南米諸国は昔、主にスペインの植民地でした。また、フランス革命に乗じて独立運動を起こした点、またインカ帝国の支配下にあったという点でも共通する点が多い為、アルゼンチンに似た色の使い方やシンボルの使い方をしています。せっかくの機会なので、いくつか紹介していきます。

エルサルバドル

・ニカラグア共和国

・グアテマラ共和国

・ウルグアイ

いずれの国旗も色の濃さやシンボルなどは違いますが、色の使い方や割合などが非常に似ています。これもフランス革命に乗じて独立運動を起こした際の「自由・平等・友愛」を継承し、独立を成功させた思いを独立国家のシンボルとして後世に残す大切なデザインとなっていったのでしょう。

アルゼンチン「国旗の日」とマヌエル・ベルグラーノ将軍

ちなみに、アルゼンチンでは6月の第3月曜日を「国旗の日」として定めています。これは、国旗を考えたマヌエル・ベルグラーノ将軍の命日にちなんでいます。冒頭から紹介しているマヌエル・ベルグラーノ将軍とは、アルゼンチン独立運動の英雄であると言われています。


Louis-Robert Carrier-Belleuse (1848-1913). Photo by w:es:Usuario:Barcex [CC BY-SA 2.5], via Wikimedia Commons 

アルゼンチンの国民も独立運動の英雄を祀る日として、今では歴史上の人物を敬う日を作るという粋な国民性だなと思いますね。

 

以上がアルゼンチン国旗についての調べでした。

シンプルなデザインでも込められる意味や思いはとても深いものでした。

今後もしまた革命的な出来事が起こると、国旗のデザインも変わるかもしれませんね。

Special Thanks : 参考記事・文献

アルゼンチン国旗の特徴や意味、由来、誕生年、フリーイラストや画像を徹底的に解説します
アルゼンチンの国旗画像やイラストを紹介!またアルゼンチン国旗の特徴、意味・由来、誕生年、アルゼンチンの国旗にまつわる面白エピソードや誕生した背景など様々な観点から国旗を面白く紹介しています。
https://www.travelwith.jp/blog/argentina-laplata/
https://solta-solta.com/articles/32/
https://ja.wikipedia.org/
https://minnkane.com/news/4068

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